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参拝は命がけ!「日本一危険な国宝、投入堂へ」
2025-05-14 | コメント(1)『 1回登っておきたいねん 』 とHW-Kさんから連絡が・・・
『 今日より若い日は無いで!』 と一人では行けない日本一危険なお寺、三徳山投入堂へGWにチャレンジした。
【三徳山三佛寺投入堂どうやって建築したのですか?】参拝の前に本日の宿を確保!
“修業の道”日本一険しい参拝登山に挑戦するのだから後はゆっくりと疲れを癒したい。
神戸から津山まで下道を走りKさんが予約してくれた宿泊先のルームキーを預かり
参拝登山に必要のない荷物を部屋に置きに行く。宿泊先は標高1000mの地にある。
お世話になるのは3回目の宿だが先ずは箒とちり取りで奇麗にお部屋の掃除をしなければ!FDとZで動物しかいないワインディングを我が物顔で走り三朝温泉方面、投入堂駐車場を目指す。
まず最初の石段を上がった受付 ( ここまでで息が切れる人はこの先はNG )
で400円を支払い登山事務所受付の人からクツや服装のチェックを受ける。
もちろん2名以上で入山する事、クツの裏にしっかりと凹凸のある登山グツじゃないとダメ!
パスしなければ藁草履 ( わらぞうり ) を購入することになります。次に本堂まで石段を登り、安全登山の祈願をして、本堂奥の受付で800円を払って入山届けを記入する。
これだけ厳重なのは、投入れ堂では滑落による死亡事故が多発しているからです。
【投入堂へ向かう参道には皆成院、輪光院、正善院と3つの寺院・宿坊が並んでいます】登山の受付時間は、8時から15時までです!
この時間を過ぎると、登れなくなります。ちなみに投入堂に行って帰るのに必要な時間は、だいたい1時間半~2時間ぐらい。
修行者の証であるタスキをもらって、いざ出発!赤い門と橋を渡ったら、登山スタートです。
【体力に自信あり👍余裕の会長!楽勝でした♪】これはもはや「登山」ではなく、「ロッククライミング」ですね、落ちたら命が無いのも納得です。
途中木の根がカズラ(ツル)のように絡み合っているのでその名称になったと思われる勾配や
垂れさがった鎖を握って、ほぼ垂直の崖を上っていく、険しい場所を何カ所も乗り越えて文殊堂へ!
【文珠堂 ( 国の重要文化財 ) の足場】靴を脱いで、お堂の縁側を右回りに一周します、手すりなどなく油断すると落ちますよ~
高所恐怖症の方は厳しい場所ですね。
更に進むと 地蔵堂があります、下側の文殊堂とそっくりです ( 地蔵堂も 同じように 一周 出来ます )ごつごつした岩の上に建てられた鐘楼、ゴォ~ンと鐘を鳴らして、手を合わせて仏様にご挨拶するKさん。
まだまだ先は長い!
馬の背、ツルツルした岩場を抜けます。
切りたった岩場で苔もついています。
滑り落ちたら最悪です!この辺りが一番危険かもしれません。しかし、その難所を登った先に、この建築物 !(^^)!、
岩のくぼみにお堂が!! 誰がどうやって建てたのか…謎。
900年間の風雨に耐えて、今も存在することが奇跡です。
Kさんと達成感を感じ、特別なパワースポットだと感じる神聖な場所でした。三徳山三佛寺投げ入れ堂を充分見たあとは… さぁ、これから下山。登りより十分気を付けようと確認!途中で捻挫でもしたら大変な事になります。膝や足首に掛かる負担は登りの比では有りませんが順調に下山しています。
出発地点、赤門に無事戻りました!お疲れ様。
駐車場へ戻り家族に無事を連絡するKさん、ここは家族も心配しますよ。
往復3時間掛けての投入堂の参拝となりました。
無事でよかった👍さぁ、温泉で疲れを癒そう!関金温泉まで移動し人気のない温泉地へ。
近くのスパは駐車場にも入れない混雑ぶりだがこの温泉は貸し切り、貴重品さえ脱衣所に置いておく始末。
それでものんびり過ごせる事も今回の休日の目的だ。
関金温泉から津山へ、夜遅くなりました。少し肝試しに寄り道し
夕食を買って水道も便所もないスイートルームへ! たたみが2畳に板の間が1.5位かなぁ~
もちろん寝袋です!翌日は筋肉痛覚悟ですね。
のんびりと起床し、コーヒー飲みながらダラダラと過ごす、片付けたらお昼を過ぎていました。
麓の温泉で昼風呂を浴びて昼食です。
いつものメニュー唐揚げ定食1000円を食べて美味しいお米とご当地の副菜の旨さに感激しなが完食です。帰り道もあてもなく二人で下道オンリー、ワインディングを楽しみました。
その存在が気になり何度か下からは眺めては躊躇していた投入堂の参拝、ようやく実現しました。
下山途中では「あとどれくらいですか?」だいぶあるなら引き返そうと・・・と尋ねられます。
まだ半分あっても「あと少しです、4/3は来ていますよ」と答えると笑顔になっていました、親切ですね👍【今後チャレンジされる方へ】
関西でいうと有馬富士に駐車場から山頂まで登れれば体力的には問題なし。
後半の有馬富士は険しく足にはこちらの方が負担が多いです、足場は悪さは投入堂です。
腕力と握力は断然投入堂に必要となります、これが無いとカズラ坂や鎖で岩場を上るのは厳しいです。
フフ