ロータス・エスプリのドライブシャフトとハブの交換

Owner:k氏
Report:k氏
2006/03


ゲーターブーツが裂けたエスプリのCVジョイント(Constant Velocity Universal Joints;等速)。
エスプリ S1・S2のユニバーサルジョイント(不等速)やルノーミッションのスパイダージョイント(等速)に比べかなり重そうではある。

 

インボード&ハブ側で同一品。ミッションへはスプライン嵌合ではなくフランジを介して6本のキャップボルト留め。ドライブシャフトアッシーで見ても左右同一品。よって左右入れ替えや、ジョイントのローテーションが可能か?このジョイントは古い911等にも使われているようだ。

ハブベアリングも交換するのでフランジのナットも緩めておく。このナットはテーパーのリテーナーワッシャを挟んで締め付けトルクは28kg/m。

アップライトハブキャリアを分解。

エスプリのサービスノートに従い100~150度の石鹸水で10分間良く煮込む。引き揚げたら、パーマボンド148を塗布、ベアリングをセット・圧入。

ここでモタモタしているとベアリングに熱が伝わってしまう。 素早くプレスにセットするために予め位置をマーキングしておいた。

圧入したベアリングをクリップで留め、冷めるまで触れない。グリスシールに熱が伝わり柔らかくなっているので特にインナーレースを回すのは良くない。

 CVジョイントを分解。

 

左はLOTUSから出てくるジョイントOHキット_LOBRO(独)製。 付属のグリスはリチウム系二硫化モリブデングリス。今回はブーツバンド、グリス、添加剤は日本製を使用。

組み立てて車両に戻して終了。ジョイント位置は元のまま、ドライブシャフトアッシー左右入れ替えで取り付けた。

 

※本作業・データ・その他において、参考による改造及び改良は自由ですが、それによって発生したいかなる事故や問題・不利益等に関しては一切の責任を負いません。全て自己責任でお願いいたします。

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