H氏のロータス・ヨーロッパ タイプ65ベースの改良

大阪府豊能町にお住まいのH氏のロータス・ヨーロッパ タイプ65をご紹介します。

 Owner 大阪府 H・Y氏 

                                                    Report Lotus,jps,club会長 戎 和夫


年齢55歳、趣味は?と尋ねると既製完成品を壊してでも、自分仕様に改造する事!
と、胸を張ってそう答えたH氏、ガレージで作業する姿はメッチャ楽しそう

30歳頃から10年間自分で板金、塗装、チューニングをしてポルシェでローカルレースに参戦!

当時のポルシェもこの通り、大切に保管されています

ロータスエラン、ヨーロッパも仕上げようと思いつつ、一旦はレース活動を中断

仕事もリタイヤし、本格的に時間にゆとりが出来ると、やはりガレージで埃まみれに
なっている車達の事が気になってきました、しかし長年車趣味から遠ざかっていたので
どのようなレースが有るのか?まずはネットを使って情報収集に・・・そして我々JPSクラブの
仲間になり関西で開催されるレースに参戦する事を目的にGarage Lifeがスタートした。

貰った?ロータス ヨーロッパタイプ65をベースに
オリジナルバックボーンフレームをY字型に開いた辺りから切断、
シェブロンのリァ足回りと溶接する事でリァをダブルウィシュボーン化する事が狙いだ
ミッションはポルシェ901型、2.2リッターまでのポルシェのミッションを使用する
アップライトがシェブロン様なのでポルシェのベアリングが合う様に加工し圧入する

シャーシ補強のタワーバーなどもお手製の品

 

手作業で始めた塗装の剥離作業、根気よく作業を続けていたがこのヨーロッパ。

塗装を5回も塗り替えていた・・・、このまま手作業ではいつ作業が終わる事か?

フロント回りの割れの修理も手掛けなければならない・・・こうなったら
FRPを痛めない程度剥離剤を使いながら作業を進める事に。
それでもここまでに一ヶ月以上の時間を要した、疲れた~!

室内にはAE86TRD製ロールバーを加工して付ける事にした。
安全性、そして剛性アップにも欠かせないパーツだ!
シトートの取り付け位置、ABCペダルの位置も考慮し
バックボーンフレームから垂直にロールゲージを溶接する。

なんとかFRPの成形も完了し下地塗りが完成したヨーロッパ。
左右ヘッドライト間の丸型ウインカーも綺麗に取り外しお気に入りのS1のフロントマスクを再現する。

S1とS2の相違点、フロントフェンダーの峰の高さまではご勘弁を・・・

塗料はウレタン塗料の紺に40%ほど赤を混ぜスプレーガンで吹き付けていく。
プロの塗装屋さんにはとうてい敵わないが自分で納得行くまで何度も作業し
また研磨する、自分の両手とFRPのボディが一体化するかの気持ちで車を磨きます。

少しずつ自分の顔がボディに写った時、頭のてっぺんから足の先まで粉だらけになり
作業してきた数ヶ月の苦労も一瞬で忘れ去る事の出来る瞬間です。

嫁さん、家の中まで粉だらけにしてゴメン! ←H氏の本心ですよー

割れていたフロントガラスもトリプルエックス純正品(14万円)を購入し磨き上げたボディに脱着する。
このヨーロッパで唯一お金が掛かったな~、と思えるのはこのフロントガラスのみ・・・

他はほとんどお金が掛かってません・・・

ホィール&タイヤはフロント7J・リァ8J、GottiのホィールにADVAN・AO48
フロント185/60/13、リアに205/60/13を履く。

リァのホィール&タイヤをフェンダー内に納める為に少々オーバ-フェンダー化しなくてはならず
塗装も完成したのだが再度パテ、FRPと格闘する事に

ホームセンターで建築用資材を120円で購入、フロントスポイラーに変身です。
YAHOOのオークションで2.000円で落札したリァウィングを取り付けいざセントラルサーキットへ

結果ですか?参加する事に意義が有るんです!

2005年、lotus,jps,club主催のTHE SUPER CAR in 神戸へ参加しました。

ポルシェでレースに没頭していた頃の仲間、
シェブロンのオーナーO氏にこのイベントで偶然お会いする事が出来ました。
たくさんの方々と車談議ができてとても充実した楽しい時間を過ごす事が出来ました。

近いうちにこのホームページでヨーロッパの前に仕上げたエランもご紹介出来れば幸いです。
今はポルシェをまた手掛けだしました・・・2006年、今年も楽しく過ごせそうです

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