Lamborghini Countach

ランボルギーニカウンタック!恐ろしく低くワイドなボディ、赤いボディと内装がタン、そしてこのホィール、
ランボルギーニブラボーに与えられたリボルバータイプのホィールを履く!

クワトロバルボーレでもLP500SでもなくこのモデルがLP400Sである証しだ。

LP400Sは1978年から1982年にかけて生産され、生産台数も初期のLP400(150台)につぐ少生産台数237台である。

LP400Sのシャーシナンバーは1121004~1121470、おや?生産台数が合わない・・・?
実はLP400Sのほとんどが末尾偶数のみで237台が生産されたとの事。

オーバーフェンダーとワイドタイヤで武装し、車幅2000mmとなった魅力的なこのモデル! オーナーのT様にじっくりと見せていただき大満足!

オーバーフェンダーのデザインもベルトーネのガンディーニが担当、スーパーカー世代ならご存知のウルフスペシャルとはチンスポイラーから続く角張ったフロントオーバーフェンダーと独立したリアオーバーフェンダーを持っている。

このオーバーフェンダーにより、LP400のフロント7.5J+205・70、リア9.5J+215・70・14インチから一気に
フロント8.5J+205・50・VR15、リア12J+345・35・VR15が収まり安定性が増したと言われた。

 

また、LP400の特徴であるルーフのペリスコープミラー用の切欠きがなくなりフラットに変更されている。
一般的な自動車のラインは皆無と言ってよいカウンタックのデザイン!

エンジン・べイ脇のエア・スクープはそんなスタイリングを最も特徴付けている感じがする。
当時カウンタックの特徴でもあるリアにそびえる大きなウィングもオプションで用意され、大小2タイプが用意されていたらしい。

テール・ランプのレンズを赤いリフレクターが囲む・・・子供の頃から憧れのテールランプである。

車高の謎?なのだが一部の雑誌には全高1029mmと記載されるモデルがある。
71年のジュネーブショーでデビューしたプロトタイプのLP500、LP400S、そして82年登場のLP500Sの3種が その他のモデルの1070mm (LP400/5000QV/25AV) より全高が41mm低いと記載されている事がある。
実際オーナーのT様の話によるとドアの厚みが数センチも違うらしい?

この辺りはまた色々と調べてみたい・・・クラブメンバーには知ってる人もいるかも? またレポート下さい。

 

外観同様に内装のデザインコンセプトは四角との事!
ランボルギーニ本社でレストアされただけあって素晴らしく綺麗な内装にびっくり!!

シフトレバー奥に見える冷暖房の丸い吹き出し口もLP400のみかと思っていたが、LP400Sにも付いていた空調システムパネルもLP400のもの?
400Sからはタッチパネルのタイプではなかっただろうか? 
LP400Sのもっとも初期モデルかも? いずれにせよ貴重な車をみせていただけた事に感謝です。

画像に収め忘れたのだが、このモデルからオーバーヘッドコンソールが付き一層タイトな印象になったそうである。

 

エンジン形式 ・ 水冷60度V型12気筒DOHC24バルブ
ボア×ストローク ・ 82.0mm×62.0mm
総排気量 ・ 3929cc
最高出力 ・ 353PS/7500rpm
最大トルク ・ 36.8kgm/5500rpm
燃料タンク ・ 60L×2
最高速度 ・ 280km以上

とても綺麗なエンジンルーム! 328オーナーのN様、LP400SオーナーのT様、ありがとうござました!!

■ウオルター・ウルフ カウンタック■

カナダの石油王、ウオルター・ウルフが4791ccの試作エンジンを搭載したスペシャルカウンタックを特注

447PSを誇った1号車はシャーシNO.1120148は後に2号車のブルーのウルフカウンタックシャーシNO.1120202に
そのエンジンを移植し1号車にノーマルエンジンを組んで売却したと言われる。

その1号車はスーパーカーブーム真っ盛りの日本に輸入され各地のスーパーカーショウに出品。

故松田勇作主演の映画にも登場し現在は某タレントが所有している。

 

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