ロータスヨーロッパ、アライメント調整!

数年前にKONIクラシックでノーマル車高( 前上がり )に戻してアライメント調整。

ストロークに余裕のあるドライビングが楽なロータスヨーロッパに大変身!

またまた車高調でダウン、バネレートも変えてリアに関しては目視でも

キャンバー角が付き過ぎでは?(実際目視では解りませんが)

特にタイヤの片べりも確認出来ないが自作測定器で測ってみよう♪

と、先日のブログでもご紹介

先ずは計測器の製作だ・・・

トーを計測するために2000mmの定規、キャンバー測定は10度までの分度器!

大型プリンターでスリーエムのシートに印刷、L型のアルミアングルに貼り付ける。

丈夫なL型アングルを計測用に0mmの位置に固定、これが曲がると正確な数字が測れません。

500mm×150mmのプラ板に分度器を貼って黄色の釣り糸、重りを付けて完成!

   

キャンバー角を測る道具にはホィールのリムにピッタリ合う位置に収縮出来るボルトを付ける。

小さなヨーロッパのホィールでも長い計測器がボディに干渉しない為の工夫と

17インチのFD3Sのホィールも測れる様に製作してみた。

柱などに当てるとピッタリ0度、柱が曲がっていては愛車のキャンバー調整どころか

家の建て替えが先である・・・

トーの測定はタイヤの外側の溝を基準にタイヤ止めで測定位置を同じに各タイヤの前後を計測する。

       

この作業に入る前に左リアのロアアームのみ2回転縮め、右は1回転縮めておいた。

そして近所を一っ走り、ダンパーが落ち着いたところで測定器で測ってみた。

結果が左側調整前の図。

 

1回目の測定で右リアが2.5度、ならば左と同じく1回転縮めればほぼ同じ数字になるのでは?

トーイン7mmが少しでも縮まれば更に良し!

狙いどうりロアアーム1回転で1度の角度が変わった、同時にトーイン2mm縮まって5mmの結果に・・・

増えてトーアウト5mmよりマシだぞ!

今回の測定器製作前ならロアアームが2回転伸びる位置に、

となると+2度、左右共に3.5度のキャンバーにトーイン1.2cmあたりか?

これなら目視でも解るレベルでは?

この方法が〇か×かはさておき、わずかな調整での違いが確認できた安心感に自己満足だ♪

と同時にロータスヨーロッパの場合リアのラジアスアーム付け根にワッシャーを入れ更に調整する。

この作業を何度も繰り返し良い落としどころを探す!出来れはやりたくない作業だが・・・

地面は平行か、フレームに狂いが無いか?そんなはずない狂ってます。

センターから左右へのアームの距離は?左右同じか・・・

ホィールベースもリアサスとアップライトとの間のワッシャの数が左右非対称なのも微調整で狂いを直す。

ここらあたりまで拘った作業にも是非挑戦してみたい♪

休日の朝、調整が終わったヨーロッパを高速道、高速コーナー、ワインディングでの走りを確認に出掛けた。

いつものガレージ&カフェペニレーンさんへモーニングを食べに。

   

走った感想は、自分の手足のような存在のヨーロッパだが正直解りにくい。

フレームから各パーツの精度、突き詰めればキリがない、基本設計が1960年代の車

未完成なこの車、まだまだ自分で完成に近づける余地がある車だ!

そんなヨーロッパの走りに満足!

バターが滴り落ちるトーストと今月号のカーマガジン、カウンタック特集を読みながら旨いコーヒーの香りも楽しんだ。

Report LotusJpsClub会長 戎 和夫