夏に向けて水廻り,リフレッシュ大作戦!
(ヒーターバルブリフレッシュに続き、ヘッダータンク大掃除!)
前回ヒーターが効かなくなった事から冷却水を抜き取る事に・・・。
緑色のクーラントが出てくるはずがな、な、なんとコーヒー牛乳が・・・?
ヒーターバルブも錆で完全に水路がふさがれ、それが原因でフレーム内のパイプに温水が廻らず、冬はつま先が凍える思いでドライブしたヨーロッパ!
前回バルブを清掃した時に気になったのがこのヘッダータンク!キャップを外して中を触ってみると錆でザラザラになっている・・・。
時間が有れば早めに錆を落としてやらなければバルブを掃除した意味が無い!
今回はこのヘッダータンクの錆取り、再塗装、そして今後錆が発生しにくくなる様に簡単な工夫をしてみる事に!
まずはタンクを外し水道水の圧力だけで掃除してみる!出るは出るは赤錆が・・・。
信じられない!水道水が透明になるのはいつ?
バイクのガソリンタンク錆落としなどで花坂爺さんなんて商品もありますが、今回はボルトやナットを数十個入れ軽くシャッフルする事に!
見ての通り、たっぷりと錆の山が・・・・。お陰でタンク内の錆もかなり落とす事が出来ました!
タンクの内部をワイヤーブラシでこすり、さらに錆を落とし塗料を落としヘッダータンクを再塗装!
今後この錆が発生しないようにホームセンターへ1.2Lのポリ容器を買いに行く事に!
材質はポリエチレン製、食品用の保温耐熱性のある容器なら250円ほどで手に入る。
後はヘッダータンク圧力キャップ下の耐圧製のホース30cm、透明の耐熱性ホースが50cm、エアーが完全に抜けてるか確認するのにも便利!
容器が一杯になった時の排出ホースが30cm、容器を固定するステーとボルト、そしてタンクキャップの圧力を無くす為のRピン、ホースバンドで準備完了!
ヘッダータンクから容器へ入るホースは容器の底辺まで伸ばし、常に300ccの目盛りまでクーラントが入っている状態にします。
容器内が一杯になった時の排出用のホースは上辺1000ccの目盛りまで伸ばします。数回走ってみましたがエンジンが充分温まって水温が上昇した時、ヘッダータンクから容器に600ccの冷却水が流れ込んでました!
以前はこの数量が外へ流れ出しヘッダータンク上部がさびる原因になってたんですね。
冷却水が冷えればちゃんとヘッダータンク内にクーラントが600cc戻ってました。これでタンクが錆びる心配がなくなりました!
これから暑さが厳しくなります!旧車の冷却水チエックは大切ですね!今回もエスプリHW-Kさんに色々とご教授していただき有難うございました。
【ロングライフクーラントの事】
ラジエターの中にある溶液は、冷却水、もしくはLLC(エルエルシー・ロングライフクーラント)と呼ばれています。 水に、特定の分量のLLCを混ぜた物が、一般的に 「冷却水」と呼ばれています。
冷却水は、エンジン内部の燃焼や摩擦によって発生する熱を冷やす事を目的としますが、冷却水を単なる 「水」で済ませてしまうと、ラジエター内部などが錆びたり、冬場には水分が凍結し、最悪の場合にはエンジンに亀裂が入ってしまう事も・・・。
そこで、重要なのが「LLC」 不凍液です。
【冷却水が不足するとどうなるのでしょうか・・・ ?】
エンジンで発生する熱を冷却しきれずに、オーバーヒートしてしまいます!オーバーヒートは、エンジンにとって致命的。エンジンの内部がゆがんで異常を引き起こしたり、最悪の場合にはエンジンブロー!
【冷却水が経年変化によって劣化して、汚れてくるとどうなるのでしょうか・・・?】
サビ抑止効果が薄くなり、エンジンやラジエター内部でサビが発生しやすくなってしまいます。 もし、ラジエター内部などでサビが発生してしまうと・・・ 剥がれて漂うサビによって循環経路が詰まり、冷却水の循環不足でオーバーヒートの原因ともなります。
【クーラントの種類】
(1)クーラント・・・年内通して使用できるオールシーズン型
(2)不凍液・・・・・一冬かぎりのもの
【クーラントの色】
(1)トヨタ・ダイハツ系・・・赤色
(2)それ以外・・・緑色
クーラントの赤は錆と同化しやすいので緑!なんて事を聞いた事が有りますが性能は同じなんでしょうね!
YKYホームページはこちら
http://www.kykk.co.jp/contents/products/04llc/04.html
Report Lotus,jps,club会長 戎 和夫