EWPウォーターポンプを交換しプル式ファンの追加で温暖化に備える

特に不満のなかったEWP80のウォーターポンプ、寿命についても使用の仕方、環境等様々な条件で変りますが回転の低下、異音、冷却効率ダウン等のトラブルも無く10年間良く動いてくれました。
そんなWPを今回はリフレッシュ&冷却効率UPを目的にプル式ファンの追加作業をすることにしました。

現在の仕様はEWP80のウォーターポンプをkinokuni ランマックスのブロワー回転コントローラーでON/OFFと回転数を調整する。
ラジエターファンはSPALのプッシュ式、オリジナルのファンスイッチと強制ON/OFFスイッチで管理する。

例えば秋晴れのイベントに参加、気温28℃前後で晴天、緩やかな登り坂を低速で走ると水温は上昇する。
長時間なら常に水温計を気にしなくてはならなかった。
※登りで渋滞なら両方のファンをフル回転!ラジエターで冷やされた水温が75℃、80℃と勢いよく上昇するのが確認できる。

逆に下り坂だとスローペースで水温上昇!
水温計を特に気にする程では無く渋滞に巻き込まれなければドライビングを楽しめる。
※渋滞ならWPフル回転、ラジエターファンも水温を確認しながらスイッチON・OFFを繰り返す。

冬場気温10℃以下の夜間や日中でも22℃までなら条件によりオーバークールになる事も!
※空いた高速道路を走りっぱなしでラジエターで冷やされた水温が40℃台になる事もあった。
特に対策はしていないがフロントのエアーダクトを防ぐ、ラジエターを半分カバーするなどの対策が必要だったのかも?

温暖化からか10月でも気温30℃を超え今の仕様のままで今後大丈夫なのか?
10年間使用したウォーターポンプの寿命を考えると何か対策が必要なタイミングなのか?

そこでDavies,Craig EWP80 ( 毎分90liter ) からEWP150 ( 毎分162liter )に交換し

   

ファンデジタル コントローラーの追加で目標のエンジン温度を維持するためにエンジン冷却液の流量を9つの設定温度
でポンプの回転速度を変化させ EWPの動作を管理、また電動ファンの制御も管理する事に。

【コントローラーの働き】
1,エンジン始動で10秒間ポンプが作動、30秒間停止。
2,水温がターゲットより20℃低い温度に達すると10秒ポンプが作動、10秒停止。
3,設定温度からマイナス5℃でポンプが連続回転。
4,ターゲット温度に到達でポンプがフル回転。
5,ターゲット温度プラス3℃でクーリングファンが作動する。
6,100℃になるとアラームが鳴る。

ヨーロッパの冷却水は、下のホースからラジエターに入り冷やされ、上のホースからエンジンに向かうという流れです。
今までのポンプの付け方ではエンジンから高温になった冷却水をラジエター内に押し上げる事になりポンプの寿命
に良くないのでは?

  

【リアのエンジンルームからフレーム内に入るパイプ】    【高温の冷却水が下のパイプからラジエターへ入る】

   

そんな疑問から今回はラジエターで冷やされた冷却水をエンジンへ送り込む付け方で対応します。
※EWP取扱い説明書にも推進されています。

   

同時にプル式冷却ファンを追加、ヨーロッパのラジエターサイズに近い、出来ればシュラウド付きを探した。

仲間からの情報も有り、ホンダビートPP1系のコンデンサーファンが近いサイズだ!
これなら面倒なシュラウドの制作もクリアできる、早速部品をさがしオークションで落札、部品が届いた。

   

シュラウド先端からモーター先端まで約12cm、これをタイヤハウスに入れてタイヤは接触しないのか?
段ボールで厚さ12cmの円錐形を入れてハンドルを切る!ダメだ、接触する。

実物をセットするもやはり接触は免れない・・・ラジエターを約5cm程度前に移動する。
ライトカバー接触ギリギリで取り付ければタイヤハウス内に収まる。

   

ロータスヨーロッパオリジナルのネットでは目が細かく風通しが悪くなり冷却効率が落ちる。

   

金網を購入し冷却効率をUPさせた。

   

約5cm前にラジエターを出すとオリジナルのボディ設置穴に付ける事が出来ない。
アルミの板で台座を製作し取り付け、隙間は段ボールで型を取りプラバンで製作。

   

L型のアルミアングルで強度を増し、隙間テープを使い埋める事に。

ラジエターの位置が決まるまで随分と時間を掛けてしまった。

ボディとラジエターが直接つく場所もコの字型のステーを製作し対応した。

   

画像上左が今まで付けていた場所、これを右側画像の様に冷えた冷却水を真っ直ぐにエンジン内へ送り込む位置へ変更だ、注意点はエンジン内オリジナルWPの位置よりも低く、出来るだけ低い位置に付ける事がベストだと考える。

   

5cm移動したラジエターに、水温センサーが2個、サイズアップしたウォーターポンプ、それらを繋ぐパイプはあらゆる角度でねじれる!
kinokuniの汎用 ジャバラ マルチ ヒーターゴムホース も購入し水の流れの抵抗を減らすためホースの折れ等を無くす工夫をする。

サーモスタットは外し自作ガスケットを制作。
パイピングが完成する前にもう一度パイプ、ラジエター、ヒーターコアに大量の水を流し赤錆を流し出す。

    

宙に浮くWPをある程度固定する必要がありステーを自作した。
振動を軽減させるゴムブッシュを間にかませ何とか形になった。
※WPは完全に固定しない事。

     

仮止めしたWP、高温になる下のホースでコントローラーのファンスイッチを管理する水温センサーを取り付け
DAYTONAデジタルテンプメーターで正確な温度を確認する。
※なるべくならエンジンに近いヒーターバルブ取付位置辺りが理想です。
エンジンから遠い位置なので実際より水温は低いと思います。
コントローラーへ水温の信号を送る水温センサーの精度確認にはデジタルテンプメーターが有効かと思います。

ヨーロッパをジャッキから降ろしノーマルWPの位置より低いか確認!
これなら大丈夫だ、ラジエターの真ん中よりさらに低い位置にEWPウォーターポンプの取り付けが完了した。

   

ヨーロッパには似合わない分厚いコントローラー、しかも配線が横から見えるではないか!
これは残念です!! なんとかしなければ。

ホームセンターで無料の床材の切れ端をもらい、100均でチューブ調味料保存ケースを購入、
これで見える配線を隠せないか試行錯誤!黒くペイントして完成。

   

これを機に1DINのオーディオは外し、スピーカーの配線、気になる不要な配線等も整理する事に。

ギボシ端子でリレーやアース線を作る作業、熱収縮チューブは特にお気に入り!
ライターであぶって “やってる感” が半端なく楽しい (^^♪
電気系は苦手だがこの様な作業は大好きだ♬

   

リレーを付けるケースを100均で、配線を通す穴にはグロメットを付けて完成。

   

各配線には付箋で接続先を書き、テスターで丁寧に調べ不要な配線は撤去した。  燃えないでねぇ~🔥

   

出来る限りスッキリと配線を纏めたい、リレーは配線無しタイプを使用する。

   

コルゲートカバーなどを使い配線を整理する。

   

一度電源を入れてみよう・・・大丈夫かなぁ?
新年早々の花火はゴメンです!

お~、なんとか繋がってるじゃん、EWPの初期作動も確認。
強制ラジエタースイッチONで緑のパイロットも点きダブル電動ファンの作動も確認。

不要な配線を集めたらこんなに出て来ました。

取付け作業がほぼ終わり最後にヨーロッパには似合わないコントローラーの横に見えている白いカプラーと配線に自作カバーをはめ込む。

   

1DINオーディオを外し、電圧系を追加し何とか仕上がったヨーロッパ。
配線も隠れ、不要な以前のスイッチ類も取り除きスッキリした感じ。

   
【以前のインパネ、右に赤く点灯しているランマックスのブロワー回転コントローラーON/OFFスイッチ
左の緑のパイロットが強制ファンスイッチ】

約2ヶ月間掛かったがまだ問題が出て来そうな予感・・・初夏に結果をレポートしたいと思います。


【新年、1月3日の早朝に試運転に出掛けた】