リエゾンクラシックカーラリー
LIAISON CLASSIC CAR RALLY FESTIVAL 2012!!
(2012年10月7日)
ロータリーサウンドを文字表現すると・・・?なんとも表現し辛いエクゾーストノートだ!
三年間かけてレストアされたRX-3、Fさんおめでとうございます!
Savanna RX-3 Owner Fさん
我々、狼世代はこの車を見ると極道連のボスの愛車をイメージしてしまう。
なんせ高校時代番長だった奴を束ね、マシンにドクロマークのステッカーを貼り、ガードレールから公衆電話まで
“極道連”と落書きをする極悪非道なチームのまとめ役のマシンがこのRX-3である
パンテーラに乗る極道連のスポンサー“ぼっちゃん”のチラつかせる札束には弱いボス!
集団になるとやたら強いボス!サニークーペや240ZGなど当時の国産スポーツカーも懐かしい
《RX-3の誕生》
初代サバンナは1971年9月6日、ロータリーエンジン搭載車第5弾として、兄弟車の「グランドファミリア」とともにマツダ(当時の東洋工業)から発表されました。
当初はクーペとセダンの2種類のボディのみ、エンジンは10Aで4速マニュアルミッションとの組合せのみ。
装備によってクーペは4つ、セダンは3つのグレードが用意されていました。
●クーペ スタンダード/SX/GS/GSII
●セダン スタンダード/RX/GR
で、当時の価格は・・・
スタンダード・・・60万円 SX/RX・・・67万円 GS/GR・・・70万円
最上級のGSIIは75万円。時代を感じますねぇ。
性能はと言うと、最高出力は105ps/7000rpm、最大トルクは13,7kgm/3500rpm。 最高速度は180km/h
一年後の1972年9月18日、サバンナGTが発売。
外観の変更点はテールランプ。グレーのランプベースに丸とローター型の中間のような微妙な形状の赤いレンズ。
室内ではダッシュパネル中央の3連メーターが角型から丸型になりました。
1番の目玉はカペラや輸出仕様のRX-3に搭載されていた12Aを搭載して5速ミッションになった「サバンナGT」の登場ですね。
最高出力・120ps/6500rpm 最大トルク・16.0kgm/3500rpm
最高速度・190km/h 0-400m・・16,0sec 東京価格 79、5万円
《モータースポーツヒストリー》
GT-R 50連勝を止めた!
12A型エンジンは、サバンナRX-3の心臓部として<ツーリングカーの王者>
をレースの第一線から引きずり降ろした張本人である。 S20型は、日産R380のGR8型と基本的に同じレイアウトを持ち、そのレースの素質は、レースデビューする以前から関係者の注目の的となっていた。
スカイラインGT-Rとサバンナの出会いは、1971年の12月に行われた富士ツーリストトロフィー500マイルレースであった。
(71年は、サバンナRX-3に10Aが積まれていた)それまでスカイラインは、
49勝を数えており、このレースで勝てば、50勝となる。
どうしても年内に50勝をと考えた日産陣営は、多量8台のGT-Rをエントリーさせて排水の陣をしいた。
それに対してサバンナのマツダは、3台のカペラと1台のサバンナでこの50勝を阻止するべく参戦したのだ。
ル・マン式スタートで火ぶたが切られた500マイルレース、レースの序盤から激しく2台ワークスがトップを争った。
50勝を目の前にしたスカイラインGT-R勢は、メカニカルトラブルや、クラッシュによって思うようなレース展開ができず、
気が付くとロータリー勢に先行されていた。カペラ-サバンナ-カペラというフォーメーションによって
上位3位までを占めるロータリー勢。しかし、この上位のグループから2台のカペラが脱落、サバンナのみが、残った。
スカイライン勢もすでにコースに残る台数が少なく、久保田/杉崎組のGT-Rに勝利の望みがかけられていた。
サバンナは、加茂/増田組。この2台にレースの勝敗はしぼられた。
GT-R対サバンナ。レースも終盤に入ってトップのサバンナが富士の中でも一番テクニカルなコーナーとされている
100Rでスピン!タイロッドを曲げてピットへ入って来た。これを見たニッサン陣営は、50勝達成目前と湧きに湧いた。
ところが、レース終了まで、あと4周という時になって今度はGT-Rがピットロードへ入って来たから大変だ。
右フロントタイヤをバーストさせながらピットへ急ぐGT-R。またしてもサバンナがトップへと返り咲いた。タイヤバーストだけでなく、サスペンションにもトラブルのあったGT-Rのピットインは長かった。
サバンナは大事をとってもう一度ピットイン、完全にフィニッシュできるだけのガソリンを補給し、ピット作業がまだ続く、
GT-Rの横を抜けてコースイン、勝利を手にしたのであった。
サバンナの登場によってGT-Rの50勝は、翌年に持ち越されることになってしまった。
そして1972年3月20日、‘72富士グランドチャンピオンシリーズの第一戦スーパーツーリングチャンピオンレース。
19日の予選においてダンロップの試作スリックタイヤをはいた高橋国光のスカイラインハードトップ2000GT-Rが
ポールポジションを獲得した。しかし、翌日の決勝は、前日の好コンディションがウソのような猛風雨。
スタート時刻が好転を願って遅らせられ、20周レースも15周に短縮された。コースは全域が水たまりと化し、
最悪のコンディションとなってしまったのだ。
その中を2000GT-Rの高橋、都平健二がスタートから飛ばしていった。前車の蹴り上げる水しぶきで前がほとんど
見えない状況であった。岡本安弘、宮口茂樹のサバンナ、そして寺田陽次郎のカペラ、3台のロータリー勢は
GT-Rのペースについていけず苦戦していた。
高橋-都平-久保田洋史のGT-Rが1-2-3走行。7周目に入った時に、短縮された15周のレースがまた
12周へと変更された。途中、都平は、コースアウトしてリタイヤしてしまったが、高橋-久保田はトラブルなく12周の
ヘビーウェットコンディションレースをフィニッシュしてみせた。サバンナは、岡本が3位に入った。
この勝利でスカイラインGT-Rが50勝という大記録を達成したのであった。GT-R対サバンナの戦いは、
一勝一敗、五分の量となった。決着の時は、5月にやってきた。‘72年JAF・日本グランプリである。サバンナは、
以前の10A型エンジンに替えて12Aエンジンを積み、よりパワフルに、より戦闘力を高めてGT-Rと相対した。
決勝のスターティンググリッド最前列には3台のロータリー勢、片山義美のサバンナRX-3、
武智俊憲のカペラ、従野孝司のサバンナRX-3。GT-Rは高橋国光のマシンがセカンドポジションに着いていたのみ。
このスターティングポジションを見ても、新旧、ツーリングカーの王者が入れ替わるときがやってきたことを知らされる。
グランプリ前にリファインされたGT-Rであったが、スタート後、1度もトップでコントロールラインを通過することはなかった。
チェカーフラッグが振り下ろされると共にひとつの時代が終わり、そしてまた新たな時代がスタートした。
スカイラインGT-RとサバンナRX-3。
モータースポーツファンを大いに楽しませてくれたツーリングカー達であった。
サバンナRX-3 GT 主要データ |
全長×全幅×全高(mm) | 4065×1595×1350・1335 |
ホイールベース(mm) | 2310 |
トレッド(前/後)(mm) | 1300/1290 |
車両重量(kg) | 885 |
乗車定員(名) | 5 |
エンジン型式 | 12A |
総排気量 | 573cc×2 |
圧縮比 | 9.4 |
最高出力(ps/rpm) | 120/6500 |
最大トルク(kg-m/rpm) | 16.0/3500 |
最高速度(km/h) | 190 |
最小回転半径(m) | 4.3 |
変速機 | マニュアル5段 |
サスペンション型式(前/後) | ストラット/リジット |
ブレーキ型式(前/後) | ディスク/ドラム |
タイヤ寸法 |
6.15-13-4PR Z78-13-4PR |
ついに IさんのマクラーレンMP-4-12Cが納車された・・・フルフラに来られる予定が3連休で大渋滞!
場所をリエゾンに変更し、わくわくドキドキ戻ってくるとそこには西日を浴びたオレンジのボディが一層輝きを放ち大きなガルウィングを跳ね上げスーパースポーツのオーラを放つている
一台のマシンが・・・これが本日の締めくくりのデザートかよ~~ もう何も食べれませ~ん!Mclaren あまりにも豪華で栄養が有り過ぎる贅沢な車である・・・
しかし、たとえ過剰なエネルギーを蓄積してもデザートは別腹!お腹一杯堪能させていただきました!
●モデル名:McLAREN MP4-12C ●価格:約2800万円
●日本発売時期:2011年末 ●最高出力:600ps/7000rpm
●最大トルク:61.1kgm/3000-7000rpm ●0-97km/h加速:3.3秒 ●113-0km/h制動距離:42.1m
納車されたばかりのマクラーレンのコックピットに座らせていただきました Iさん、ありがとうございました
今回もとても楽しい一日が過ごせました!毎回大切な車を観察させていただいて有難うございます。
画像もクラブのホームページでたくさん使わせていただき有難うございます。