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ボストンヨーロッパの365ギアには5速用にdetent plunger spring (戻りばね)が装着されることになっていますが、ある情報では、これはもともとルノー車用のものであり、転用されたヨーロツパには不要なものであり、メクラ蓋がしてあるだけで入っていない。とされております。そして装着されていると、かえって不具合が生じることがあるとも。私の365ミッションにも装着されていません。本当のところはどうなのでしょう、ご存知の方がいたら教えてください。
こんにちは、ボストンさん。
私もはっきりとは言い切れませんがルノーオリジナルにはミッションに入っている
(装着されている)と聞いた事が有ります。ロータスは5速、戻りバネが入っていないと聞いた事が有りますが現状整備工場に入庫した時には入っている365も有れば入っていない物も有るそうです。
ボストン米国ロータスショップRDenterpriseのオーナーRAYから説明をもらいました。detent plungerは戻り止めで、5速ギアに噛んでいるのが外れないように(特にリバースに)するシステムで、逆には回らないラチェットハンドルの機能に似ています。A110に搭載されたルノーミッション365には、スプリングタイプのdetent plungeがついていました。ロータスは5速のヨーロッパTCSをデザインする際、このルノーミッション356を転用することにしました。しかし、ロータスは365に装着されている中付きのdetent plungerとまったく同じ機能を持つ外付きのボールタイプのdetent plungerを新たに取り付けたので、365にもともとついているスプリング型は不要になりました。製造工程ではこれをそのままにして組み販売していました。しかし不要なので個人で取り外したり、レストア時に取り外すなどして30年がたった現在、現存するヨーロッパTCSに装着された365ミッションに中付のスプリング型detent plungerがついている固体と取り外してある固体が存在しているそうです。そのために、中にはこれが必要であると信じているメカニックの方もいます。しかしこれは既に世界的に欠品。どうしようと言ってくるメカニックもいるそうです。もし将来そういうことになったときは参考にひてください。「オリジナルのヨーロッパ365ミッションであればこのパーツは不要です」ということでした。参考になれば幸いです。